新型コロナウイルスによるGoogleマイビジネス機能制限まとめ

現在、新型コロナウイルスの影響でGoogleマイビジネスの各機能に制限が生じています。

本日（3/25）公開された日本語版ガイドラインや、ローカルSEO界隈のブログ・Twitter、弊社で確認した事例を含めて現在の状況をまとめてみました。

① 「情報」タブの編集が拒否される、審査中のまま

店名・住所・電話番号などのNAP情報、「カテゴリ」「サービス」750文字で店舗説明を記載可能な「店舗情報」がといった情報タブからの各種編集・更新が出来ない状態です。

また、審査が通り保存されてもすぐに拒否され（打ち消し線）元の内容に戻るケースも確認しました。

同じような不具合が今回の騒動以前から発生していますが、おそらく今回のケースは新型コロナウイルスの影響でマイビジネスサポートの審査スタッフが削減されていることが原因と推測されます。

対応策

サポートに本事象をメールで問い合わせすることが最善の方法ですが、改善されるまでに通常よりも長時間かかると考えられます。

② 投稿が「拒否」される

内容や写真がガイドラインに準拠していても、複数のリスティングで投稿が拒否される現象が多数報告されています。

一方で本事象が多数報告され始めた3/20以降も問題なく投稿できるリスティングも複数確認しています。

対応策

時間や日にちをずらしてテストした結果、投稿できたケースもあったので何度か投稿を繰り返してみるのも一つの方法です。

ただし、投稿内容がそもそもガイドライン違反の場合は何度繰り返しても拒否されてしまいますので再度、投稿コンテンツに関するポリシーを確認してみてください。

写真付きの投稿は出来ないようですが、先日から発生している新規投稿が拒否されることも少なそうなのでCOVID-19に関連するビジネスの変更や最新情報があれば一先ずこの機能で発信はできそうです。

なお弊社のGMBアプリにはタブが表示されておらず、相変わらず一部のビジネスでは投稿が拒否されています。

ただしアプリから投稿できたというツイートもちらほらあるので、テスト中の可能性もありそうです。

取り急ぎ投稿が拒否されて困っていたオーナー様はブラウザ、アプリで投稿できるかご確認を！

③ 営業中にもかかわらず「臨時休業」に設定されてしまう

コロナウイルスに関連して営業時間の短縮や、定休日以外の休業日が発生した際に、「特別営業日」にて連続して設定を追加すると強制的に「臨時休業」と表示されてしまう不具合が多数報告されています。

対応策

弊社はメールが届いてから数分後には上記申請を行いましたが、臨時休業が解除されたのは翌営業日でした。

なお上記手順だけでなく、ブラウザもしくはGoogleマップアプリの「情報の編集」から直接フィードバックすることも可能です。

ただし、オーナーアカウント＋別の複数のアカウントから申請しても本日現在審査中のままなので、やはりオーナー宛てに届いたメールから解除申請するのが最短の解決法だと考えます。

また、「臨時休業」が解除された後も弊社では「特別営業日」をそのまま設定中です。

これにより再度「臨時休業」のフラグが立つ可能性も考えられますが、通常設定する「営業時間」を頻繁に更新することによるアカウント停止リスク（スパム判定）もあると推測されるため、すぐに解除できる方を優先しました。

④ お客様からの新規口コミが表示・通知されない

新規で投稿された口コミがオーナーに通知されない、リスティングに表示されない現象が確認されています。
※通知はないがリスティング上には投稿されるケースもあり

すでに投稿済みで表示されていない口コミが、今後掲載されるかは公式のアナウンスがありませんが、口コミを投稿した履歴自体は残っているので、機能回復とともに表示される可能性が高いと考えています。

対応策

これは新型コロナウイルスの影響で機能が制限されているためです。
サポートに連絡しても個別に対応される案件ではないため、機能が回復されるのを待つしかありません。

⑤ 新規口コミに返信できない

新規口コミの投稿制限に関連して、新規口コミへの返信も現在不可となっています。

マイビジネス内「クチコミ」タブをクリックしても「返信」ボタン自体が表示されていません。

対応策

こちらもサービス全体の機能制限のため、機能回復まで待つしかないようです。

ただし、リスティング上では新規投稿された口コミが表示されているケースもあるので、マップからナレッジパネル（自店情報）を表示し、お客様が投稿した口コミの内容だけは確認しておくと良いでしょう。

⑥ 「質問と回答」が非表示

通常、ナレッジパネルに表示される「質問と回答」が現在非表示になっています。

対応策

こちらもサービス全体の機能制限のため、機能回復まで待つしかないようです。

⑦ ユーザーが投稿した写真がリアルタイムに反映されない

つい先日、Googleマップから投稿される写真は全て審査（自動・手動両方）されることになりました。

その影響で審査スタッフが削減中の現在はお客様が投稿した写真がリアルタイムで掲載されないようです。
※オーナー投稿の写真は今回の騒動前から不具合が継続中

対応策

現在は多量の投稿写真を処理しきれていないでしょうが、騒動が沈静化するに従って、審査がスムーズになると考えらます。

こちらも個別案件ではありませんので、サポートの負担を少しでも軽減する意味でも機能が回復するまで待ちましょう。

⑧ 飲食店のみ：店名に「配達可能」「テイクアウト」などの文言を追加できる

こちらGoogleが公式にアナウンスしている情報ではありませんし、本来はガイドライン違反になりますが、飲食店のみ「店名」に補足情報を追記可能という情報が入ってきました。

例）ABCレストラン 新宿区内配達可能 テイクアウト可

※外出禁止令が多く発令されている欧米発信の情報のため、日本で認められているか不確かな情報であること事前に補足しておきます。

公式ガイドライン内では確認できないものの、海外の有識者（スパム業者ではない）の間ではGoogleサポートに直接確認して許可をもらったとの回答が複数確認されているので、期間限定の特例のようです。

日本で上記行う場合はリスティング停止のリスクももちろん考えられます。
ただし、今後日本国内でも外出禁止令が発布された場合には、諸外国と同じように特例で認められるのではないかと推測されます。